Hover Craft Office
花子とホーバー博士のQ&A
大分ホーバーフェリーのパンフレットより
ホーバークラフトの歴史
花子
: 速くて飛行機にみたいにすごくカッコイイ、ホーバークラフトは誰が発明したんですか?
博士
: イギリスの電気技術者クリストファ、コッカレルとういう人が、1957年に現在のホーバークラフトの原理を思いついたんだよ。ボートのスピードを上げるためには、最大の障害となる水の抵抗を減らすためのいろいろな工夫をして、ついに艇体自体を水面から空中に浮かせるための原理を考えついたんだ。そして、1959年に世界最初のホーバークラフト(SR-N1)の開発に応用したんだよ。
原理
花子
: 一旦空中に浮いてしまえば、水から受ける抵抗はほとんどなくなる訳なんですね。それでは、どうやって空中に浮かんでいるんですか?
博士
: ホーバークラフトは、船体の下にエアクッションと呼ばれる圧縮空気の槽を作りその圧力で浮上するんだよ。そのために、空気をエアクッションに送り込んでいるんだ。そして、飛行機と同じプロペラで前進するんだよ。
スピード
花子
: プロペラによって持ち上げられて前進するホーバークラフトって、とっても飛行機と似ていますね。それでは、ホーバークラフトのスピードはどれ位でるんですか?
博士
: 密度が空気の1000倍もある水から受ける抵抗がほとんどないので、ふつうのボートとは比べものにならない位のスピードが出せるよ。
ホーバークラフトは、時速 60 km/h 位で走る水中翼船の2〜3倍のスピードで走ることが可能なんだよ。
スカート
花子
: ホーバークラフトの下にある黒いゴムの様なものは何ですか?
博士
: それは、フレキシブルスカートと呼ばれているもので、ホーバークラフトが実用化されるきっかけとなったものなんだよ。フレキシブルスカートは空気によって膨らんで、スカートで囲まれたエアクッションから空気が漏れるのを防いでいるんだ。そして、波などからくるショックを柔らげてくれるので、沼地、砂浜はもちろん、水上の浮遊物などの影響を受けずに最短距離を走れるんだよ。
安全性
花子
: ホーバークラフトがすごく速い乗り物だと言うことは分かったんですが、安全性についても色々な工夫がされているんでしょうね?
博士
: もちろんです。横滑り防止と方向転換のためには、サイドスラスターや垂直尾翼のラダー、さらに左右のプロペラを逆回転することができるディファレンシャルスラストなどが装備され、航走上の安全性が確保されているだよ。さらに、緊急の場合には、エンジンを停止すると10秒程で停止できるし、悪天候の際のレーダー、万一の場合の救命浮器などが備えられているんだ。もし、エンジンが停止して空気圧による浮力がなくなっても、完全に艇体を水面上に浮かせるための浮力タンクが各所に取り付けられているなど、安全にはすみずみまで配慮されているんだよ。
花子
: ホーバークラフトって、乗り心地や安全性のために細かな配慮がなされた、素晴らしい乗り物なんですね。どうも有り難うございました。
Stopping Motion of MV-PP15
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